
本センターは、脳科学と技術の統合によって生み出される可能性に挑戦し、それを通して未来社会のためのイノベーションを創出することを目指して、理化学研究所とトヨタ自動車が包括的な連携に合意して生まれた研究組織である。
両者はまったく異なる目的と沿革、文化伝統をもつ対照的な組織であり、それぞれまったく異なる形で日本の社会に貢献してきた。この二つの組織が共通の目的のために連携し、それぞれの組織の強みを発揮しつつ力強い協力関係を打ち立て、それを通して新しい研究開発のスタイルを生み出すことができれば、我が国の科学技術にとっても大変意味のあることである。
理研CBS-トヨタ連携センター(BTCC)は和光キャンパスにて研究活動を行っており、各研究ユニットは理研CBSの研究員、トヨタ自動車及び関連会社から出向の研究員等からなり、両者の緊密な協力関係が保持されるような仕組みとなっている。第6期では、第5期に立ち上げた2つの研究ユニット間の連携を強化していくとともに、理研CBSや理研内外の研究者との連携も推進する。
本センターは設置から約20年に渡り、冒頭の目的に向けて常に新たなテーマを設定し自己変革を行いつつ進歩を続けてきた。第6期では、第5期に引き続き「個人と集団のWell-beingダイナミクス」をテーマに掲げ、一人ひとりが誰かのために主体的に動き、そのつながりが集団の力を高め、その流れが連鎖することで持続的で豊かな未来を築く原動力となることを目指し、脳・神経科学や数理モデルからWell-beingダイナミクスの仕組みを解き明かし、次世代の社会システムとテクノロジーの設計論を構築すべく、研究を進めていく。
理研CBS-トヨタ連携センター (BTCC)
連携センター長
國吉 康夫
連携センター長
國吉 康夫