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計算論的集団力学連携ユニット豊川ユニットリーダーらの国際共同研究チームによる論文"Asymmetrical social copying drives behavioural cascades following a shock event"が「Philosophical Transactions B」に掲載されました
2026.04.23
計算論的集団力学連携ユニット豊川ユニットリーダーらの国際共同研究チームによる論文"Asymmetrical social copying drives behavioural cascades following a shock event"が「Philosophical Transactions B」に掲載されました。 https://doi.org/10.1098/rstb.2024.0451
Abstract
疫病、テロ攻撃、金融危機などの破壊的な出来事に直面した際、人々はしばしば、大規模な避難行動や必需品の買いだめといった防御的行動を示します。これらの集団的反応は主に、最初の意思決定者の行動が他者に模倣されることで引き起こされる「社会的増幅プロセス」によって連鎖し、大規模化します。しかし、この現象を形作る個人レベルのメカニズムは依然として明らかではありません。本研究では、210名の参加者によるペア間伝達課題を用いて、自己防衛的行動の伝播を検証する実験を実施しました。その結果、行動を起こさない場合に比べて、防衛行動の方がより強く模倣されるという、非対称な社会的反応が明らかになりました。この傾向は、シミュレーションされた伝達連鎖において大規模な増幅カスケードを引き起こし、さらに、軽度で長期的なショックよりも、短時間で強度の高いショックの後により顕著に見られました。
さらに、ショック後にも集団的な警戒状態が長期間持続することが示され、社会的伝播が危機時における迅速な行動適応を促進する可能性が示唆されました。個人の防御的行動と集団ダイナミクスの相互作用を検討することで、本研究は、不確実で変動的な環境において適応的な社会的反応がどのように生じるかについての理解を深めるものです。
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