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社会的認知行動連携ユニットのMay研究員らによる論文"A Bayesian Exploration on the Motivational and Behavioral Impacts of Chatbots in Language Learning"が、CHI EA '25でポスター形式のLate-Breaking Workとして発表されました
2025.06.10
本研究は、2025年4月26日から5月1日まで日本・横浜で開催されたCHI会議(Human Factors in Computing Systems)にて、ポスター形式のLate-Breaking Workとして発表されました。CHI会議は、ACM(Association for Computing Machinery)によって主催される、人間とコンピュータの相互作用(HCI)に関する世界有数の国際会議です。
https://doi.org/10.1145/3706599.3720088
Abstract
この研究では、言語学習における知識課題に対するチャットボット・インターフェースの動機付けおよび行動への影響を調査し、特に英語を第二言語(ESL)として学ぶ学習者に焦点を当てています。教育分野でチャットボットの重要性が高まる中、ユーザー要因――メタ認知的気づき、援助要請行動、技術受容――とインターフェース設計の相互作用を理解することは、学習への関与と成果を最適化するために重要です。私たちは、音声ベースの学習課題において、会話型チャットボットと情報提供型チャットボットを比較する実験的研究を実施しました。ベイズ分析の結果、チャットボットの種類が知覚される有用性に与える影響は最小限であり、情報提供型チャットボットのほうがやや高い関与を示しました。メタ認知的気づきは援助要請傾向の強い予測因子であり、これが技術受容に好影響を与えることが明らかになりました。これらの知見は、ユーザーの関与と学習成果を高めつつ、自動化への依存を抑えるAIシステム設計に対する実践的な示唆を提供します。本研究は、教育技術における人間とAIの相互作用の理解に貢献し、ユーザー中心設計が公平かつ効果的な学習体験を育むうえで果たす役割を強調します。Figure
